海りんご/秋葉竹
 
からさまな人生感情だけを頼りに
それに頼り切って
すがり切って
言葉を連ねるものだから

そんな愚かな純情詩人だから(笑)
さみしくないまま生きていたい
だけのものだから

きっと『海りんご』に
正しい救いを求めているのかもな?

絶対に存在しない
奇跡よりも貴い天然果実
『海りんご』
存在しないがゆえの
そのものに対する無条件の憧れ
無期限の許し
無謬のヒーローを夢みる
のかもしれないね
「ゆめなか」の海にて。

なにも、終わらない、ね
なにも、終われない。

だからひとは
歌いつづけるのかもしれないね。

朝も昼も夜も、
朝は早くから昼
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