乱す短歌/秋葉竹
『ガッハグヘヘ』と照れ笑いする
黒猫を
嫌えるわけがないじゃない
不幸な日々など過ごしすぎたさ
あれほどの
希みが夜空を飛び交って
いるのがみえたら『悪』に泣きつく
驚いて
鏡をなんどもみ直して
恵まれたいと本気で想った
夢の中
自由が空に溶けていた
君の手を取り信じてみちゃうか
ひとりでは
生きられないから君が要る
長く生きれば生きるほど要る
ドクロべえ
さまにとっての正しさが
大好きだったら私、悪人?
ならちゃんと
私の弱点ついてみて?
イヤって云うけどさらって行ってね
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