熱光 、冬の公園にて/
ひだかたけし
暮れへ向け滑走していく
時を担いながら
この冬日の澄んで
青み濃く天空を染め抜き
吹き抜ける寒風に花々絶え
見知らぬ子らのボール投げし
高々と時空を揺らす
声上げ溌剌と言の葉散らし
地を踏み締め 踏み締める地に
枯れること知らぬ芝生の青々と
暮れへ向け滑走していく
時を担いながら
澄むこの冬日に歩み住み込み
沸き立つ熱光 自らの内からこの肉身貫く
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