穴について語る時に、我々の語ること/作:レイモンド・クレージー・バーカー・ジュニア /鏡文志
 
いなくなり、支離滅裂な独白が多くなっていく。平和なる死。安寧としての穴への入り口へと。

己が、半生を振り返る。自分の人生に穴はなかったか? ここでも穴についてばかり考え続ける。

年寄りについて語るのはまだ自分には早い。穴への自覚があると、語りづらいこともある。


でかいドリルで穴を掘って、地球の反対側へ突き抜けたい。日本からブラジルへと。若いとは、そういうことだ。




穴×穴=生産性のない穴。
バナナ×ドーナツ=生産性があり、誠に美味しく、相性のいい穴とt、突起物。
では、罠×罠=?
「ハニートラップにかかったと見せかけて、嘘の内部情報を女に明かす政治家」

明日×橋=ブリッジオーヴァートラブルドウォーター
(サイモン&ガーファンクル)

アシカのショー。あしたのジョー。
アナアナアナアナワナワナワナワナガタガタゴトゴト………

この肉体滅びる限り人生という現実は続き、私の頭の中の列車は長いトンネルを抜け、線路の上を走り続ける。人生は、迷路ではない。どこかへ辿り着くべき、なにかである。
戻る   Point(4)