シング・ア・ソング/ホロウ・シカエルボク
 
しずつ掻き出すには最高のチョイスではあった、俺は丁寧に小石をすべて排除すると、窓を数度開けたり閉めたりして問題ないことを確かめた、家に戻ろうと向きを変えると、そこに丸々と太った初老の男が居た、何か用か?と俺は尋ねた、いやぁ…と男は言いにくそうに話し始めた、「ここはあんたの家?」「そうだけど…?」「ここの前を通りがかったら、家の中から凄く大声で歌っている声が聞こえたもんでね、いったい何だろうと思ってね…」



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