姉/piyococco
私は妹やで ねえちゃんの気持ちが わからん
姉が語りだした
「ちぃさい頃 あんたをつれて
二人だけで公民館に映画観に行ったんさぁ…」
『うん………なんとなぁく覚えてるかなぁ〜 …』
「私は ねえちゃんやで
あんたがなっ おしっこ!とか
喉渇いたっ!とか言いだすと思たで
水筒持って手ぇ繋いで行ったんさぁ」
『へぇーー それで?』
「そしたら やっぱり おしっこ!って言うたで
トイレまで連れてってさぁ
喉渇いたっ!言うたで
水筒から お茶だして あげたりしてたんやでぇ〜」
『ふ〜ん。』
…
ねえちゃぁぁあああんっ!ねえちゃんの妹でよかったですぅ。
姉らしき姉。
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