Season of Violence Author/おまる
てやろうか」と都庁からお出ましになった。
「やい、石摩羅、、、いや、石摩羅様。島をくれよ。な?この通りだよ」
「国有化しているから、あれはおれの自由にはならんからなぁ」
「く、、、後生だよ。そんなこというなよ。な?そんなら漢の土下座を見ろ」と奴さん、カエルの死体のごとくコンクリートに張り付いた。
石摩羅は、ピカピカの革靴で、そいつの頭を踏みつけてグリグリした。
「がはは、愉快愉快」
活動家は国に帰っても、さんざんだった。 あんなことをやらかしたんだから仕方なし、だ。総スカンを食らい、完全孤立。
でも、でも、でも、、、だ。 こやつの胸には何かがつっかえている
[次のページ]
戻る 編 削 Point(3)