恋する恋人/秋葉竹
 


いまさらに
好きな空気を身にまとい
こっちをみている内気な感じで


生ビール
その喉ごしの良さよりも
君と語らう空間が良い


チョコレート
よりも甘めのやさしさで
口づけをしてくれる恋人


白くって
揺れる可憐な蕎麦の花
だんだんばたけに君が微笑む


古いひと
なんて呼ばれて空をみる
確かに昔は飛べてた青天


楽をして
タフな心になれないと
知っているからAIきらい


この街に
口笛を吹く鬼がいて
雨を待つのは虹がみたくて


照れ笑い
している猫の三角の
耳がぐにゃりと折れてる陽だまり


失敗は
いっぱいして来たいまだって
連休まえに予定もなく、咳








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