メモ(主に映画についてのこと)/由比良 倖
います)。
言葉による表現への欲求と、もう一度でいいから「楽しい」と本当に感じられたら、という希望に支えられて、希望を引きずりつつ、希望に引きずられて、僕は生き長らえています。書きたいことがあるし、僕は神経質さを忘れて、いつかはまた、元気に、完璧に楽しく書きたいです。
僕は個人的な人間です。個人的な人間としての誰かに出会いたいです。どうしても現実感が希薄で、近くにいる人たちまでが、命の無い存在にしか見えない、という危ない状態に陥ることがとても多いです。個人的な人間としての誰かに本当に出会えたなら、それだけで死んでしまっても悔いがないくらい、僕は、そして多分誰しもが、繋がりに飢えていると思います。人間とはそういう生きものだと思っています。
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