1/f のゆらぎ (2)/千月 話子
 

    田中君は今日も元気




弧を描くよな風が 短い場所でおおらかに吹いていた
湿度の低い 午後3時



フレアスカート プリーツスカート ふくらんだりして
白桃や北欧の青い空 若葉やレモンキャンディー色に
      花など添えて



パステルの 膝下5cmで揺れていた ゆれていた
ぼくらの エロティシズムは さわやかを含んで
いつだって ドキドキしていたんだ



できるだろ?
瞳潤む 朝いちの 夢のいたずら
そこから も一度。




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