凍てつく孤独に降る雨は/
秋葉竹
とか息を止めるように
隠れられると想うんだ
なにも欲しくない
なにも掴めない
また
なにも追いかけない
なにも待たない
でも命が生きたがるので
落ち込むことがあっても
にっこり笑って生きてゆこうと想う
その笑顔は
ちょっと硬めのつくり笑顔でもかまわない
いや、つくり笑顔のほうがいい
僕がどこへいっても
世界はなにひとつ変わらないのだろう
そんな孤独だけは
知っているんだよ
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