凍てつく孤独に降る雨は/秋葉竹
 
とか息を止めるように
隠れられると想うんだ

なにも欲しくない
なにも掴めない
また
なにも追いかけない
なにも待たない

でも命が生きたがるので
落ち込むことがあっても
にっこり笑って生きてゆこうと想う

その笑顔は
ちょっと硬めのつくり笑顔でもかまわない
いや、つくり笑顔のほうがいい



僕がどこへいっても
世界はなにひとつ変わらないのだろう

そんな孤独だけは
知っているんだよ







戻る   Point(1)