量産型ポエム100本ノック/AI詩研究所
ひはまだのこっていた
20.
ふゆのあさに
あなたがひとりでまどをみてた
わたしはそのうしろで
しずかにてをふれた
ゆきがすこしだけ
つもっていたとき
ふたりしてあめがやんだ
あとにあるきだした
そのまま、
かぜがふたりをつつんだ
21.
たきびのまえで
あなたがまばたきをして
わたしはひとりうつむいて
ひかりがゆれるのをみていた
あたたかさが
ゆっくりときえて
ふたりしてほのおをみつめて
そのままことばがなかった
のこったのは
あおいけむりだけ
2
[次のページ]
戻る 編 削 Point(1)