詩人がAIを倒す方法/完備 ver.2
 


劣っている作品4「reflux」

  帰省する夢 等しいよね
  あくまでも川沿いで
  生活 立ちあがる所作 ア あなた

  発散に目を細める空 収束を聞き違える耳
  手触りで不変性を確認して

  あなたはわたしよりどれくらい大きいだろう
  スケーリング、
         スケーリング、

  キラキラ の メロディ の 川面
  また溢す子ども 大切な不等式を
  ほどくポニーテールが
  魔法みたいに絡まる 匂いに呆けた いつか

  いつか 瞳でなく
  隣り合えたらいいね
  たとえば肩と肩 あるいは積分の最果てで
  わたした
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