詩/秋葉竹
なにをどう刻めば
詩
になるのか
ずっと考えていて
失敗ばかりしていて
泣きたくなるけど
じぶんのマイナスを
なんとか加工して
ひょうげんすれば
ってね
それを、逃げ、と云うのだと
なんか
悟ってしまって
いま、ちょっとだけわかるのは
それを
詩
と私が想っているなら
私の書きたい詩を
じゃないな
私の書きたかった
詩
を
あのひとの指によって
すっかり
書かれてしまったなぁ、って
出てくんなら、
もっと
早く出てこいよな
ならオレは
詩
なんて
書いてなかっ
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