泣いてもいいならいいな/秋葉竹
「愛してる」
街は魔法の夢みたい
ピンクの文字が流れてみえる
ペンギンが
空をみあげて夢をみる
姿みたいに街角に立つ
天使という
名前の雨が降る夜は
持ってる傘もささずに歌う
溶けたチョコ
みたいに心の底で泣く
ホントは甘い夢の決着
とろとろの
からだをちゃんと棄てたくて
心を凍らせ口紅を塗る
おとななら
悲しいときは悲しいと
云って泣いてもいいならいいな
ララバイを
聴いた気がする賑やかな
駅の待合室の幻聴?
アラームが
暮らしの中で鳴る朝に
じぶんを探す鏡の囚人
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