退屈な食べ物なんかない/奥畑 梨奈枝
 
自分だけは他とは違うと思うことも。
もしかしたら自分って
あかんたれかもと思うことも。

その両方を大事にせなあかんのとちゃうかな。

自分にユニークを強いることも。
自分に駄目人間のレッテルを貼ることも。

本来はするべきことではないから。

特別ではない、でも特別な。

普通の大事な自分であることから
逃げたらあかんねや。

たとえば退屈な食べ物なんかない。

退屈な時間に食うお菓子。
あれほどまずい食べ物はないんや。
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