デートの詩/
鈴木ぽろ
星のように明るい海が
きみの瞳の奥に横たわっている
その眠りだけが
今 起きていて
ほんとうの事を 話そう
話そうと
細胞分裂を続けているから
わたしは知ってる
きみが もう難しい本を恐れないこと
その光がまぶしくて
思わず目を伏せた砂浜の
一瞬の人形劇
神様がかくまってる
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