さようならと言いたくて/桜 歩美
 
いつもいつもあなたを遠くから見守っていた
見守るなんてそんなえらそうなこと
出来てなかったかもしれないけれど

私がこんな遠くから
いくら心配ばかりしていたって

その気持ちがどのくらいあなたに届いているのかさえ
私にはわからない

切なくて苦しいのは
あなたがいつも
私の思いをどれだけわかってるのかが
わからないから

信じる気持ちがなくなったら
遠くにいる二人は続かない

すぐに話が出来るわけじゃない
メールが返せるわけでもない

いつもあなたの気持ちを想像するだけの
恋する毎日

そんな毎日は
苦しすぎるから
今さようならを言いたいのです
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