愛とか恋とか旅とか嘘のうた/秋葉竹
 



街の海
花は泳いでいる人の
ねぇ、パラソルみたいじゃないか


降る雨にまつげを濡らす旅人は
探さないのさ
ふるさとへの道



待たないで、幸せでね、って
嘘ついた
そんなじぶんがいまでも嫌いだ



ユニコーン、夢にあらわれ憐んで
乙女じゃないから
帰るのかよぉ


かずかずの
さみしさの絵を透明に
したのは君へのプライドのため


流れゆくそよ風みたいに笑うひと
揺れてる言葉を
好きだと想う


みつづける
その悲しみを僕の目に
すこしでいいから分けておくれよ



今夜もね
「キライ」って云うのはやさしさを
悲しいくらい感じているから









戻る   Point(2)