不眠のうた/秋葉竹
 

  
洗い流しても洗い流しても
消えてくれないソイツらが
擦っても擦っても
剥がれ落ちてくれないソイツらが

いつまで経っても
俺を眠らせてくれない

ソレは
体の周りの空気のなかに
等分に配分された成分として
どこででも存在しつづけている

ソレは
生きることが息をすることであるという
不文律な命題をあからさまな不幸で
?き消し塗り替えようとしている

どれほど存在を否定されたとしても
生きることは
息をするという一事じゃなくて
生きるということは
好き勝手に躍動することだと想うのだ
それはおそらくなんの根拠も無い
身の丈に合わない笑ってしま
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