そのままのままで/
秋葉竹
てしまう
それは朝をいまいち好きになれないまま
夜は心まで冷えるのだけれども
甘くて切なくて愛おしい深い帳に隠された
憧れのあのひとの匂いがするのが
好きだからだ
元気になれたらいいのだけれども
ゆっくりとひとつづつ
美しさを探して
まっすぐに広がる朝から始めて
そのままのままで
なにも怖がらずに
ゆったりと生きてゆければと想う
そのままのままで
元気になれたらいいと想う
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