「shimaumadamn」路上ゲリラライヴ中継/EnoGu
おどり続けた目
を閉じて胸を開いて意識の底の約束の岬でタコの大王に忠誠を誓い震えるカラ
ダの中心にピカピカに光る彼のメダルを受け止めた無数の触手が伸びて縮んで
全身中くまなく駆けずり回るとアタシはありったけの小便を漏らしながら笑い
ながら実際失神した高速でうなる左手の観覧車が地を這う青い制服の猿たちの
の喉をかき鳴らすと地鳴りのようなトレモロに夜の大気が沸騰しゆるやかに粘
り気を帯び岩陰に潜んだ生き残りを次々と昏倒せしめる彼らの仰向けの鼻から
口から虹色のシャボン玉の嵐が沸き起こりカサカサにひび割れたアスファルト
荒野の中心に厳かな光のジャングルが立ち昇る蛆でいっぱいの獣!獣!獣の
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