亡霊の告白/秋葉竹
です
運命と
想わせやがって神さまに
祈った夢はただ消える、バカ
妄想が
罪なんだとは知っている
祈る心も、体も声も
命まで
獲ろうというのじゃないじゃない
心が罪なら、夢を裁けよ
雷に
撃たれた気がした純粋に
初めてみたとき、恋に、堕とすな
堕とすな、と
それだけ云いたい振り向かず
足早に去る、神よ、あなたに
悲しみの
数だけ愛してよいのなら
この街覆うと想うわ、この愛
ストーカーは犯罪です
そしてこういう詩も犯罪です
生まれ落ちた詩は
どこへゆけばいいのでしょう
土や茎や葉や花にならな
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