ツギハギだらけの心縫うように/涙(ルイ)
死んでくれたらいいのに
どこかで事故にでも遭わないかな
どこかのやさしい殺し屋が
あいつのどてっぱらに一発ぶっぱしてくれないかな
そんな妄想にばかりふけるようになっていき
いつしか 自分で家に火を放つことさえ想像していました
私の精神は徐々に壊れていき
まるで気の抜けた炭酸飲料のように
何もかもが無意味に思えてきて
もうすべてどうでもいい
どうせ最初から壊れてるんだから
いっそ何もかも捨ててしまおう
それで楽になれるのならそれもいいじゃないか
私が背負い込むには その荷物はあまりに重すぎました
押し潰され
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