シミ抜きお願いできますか(改稿版)/涙(ルイ)
土曜の朝 午前6時
寝不足気味の眼を擦りながらカーテンを開けてみれば
そんなあたしを嘲笑うかのような 雲ひとつない晴れやかな空
昨夜食べ散らかした 冷めてしまったデリバリーピザ
コロコロ転がり落ちてるチューハイの空き缶
描きなぐっては描き損じ くしゃくしゃに放り投げた詩に損ないの言葉たち
拭えないちゃちな自尊心と中途半端な自己犠牲 怠慢極まるこの生活
笑いにもならないダメダメなあたしのすべてを
曝け出すキラキラの朝
先日 仕事でミスしてこっぴどく叱られました
その前もその前の前も その前の前の前も
このところずっと
同じところで同じようなミス
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