雨の日曜日/番田 
 

僕は昔アメリカで見たのだ
知ることで その景色を
今は無い ビルや人を きっと
僕の記憶に残すことで


感覚は知るのだろう
きっと木々を あるものとして
見た 思いを ないものとして
否定することで この 目に


僕は本を手にしては 読む それを開いて
流れる時間の中で そして それから
言葉によって与えられた景色を僕は目に感じるのだ
日常から 出ていっては また通り過ぎることで



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