初めから舗装道など選んで歩くような人間じゃないんだ/ホロウ・シカエルボク
、さらに次へと段階を追いかけ続けるのだ、感情は初めから歪んでいた、その原因はなんだ?誰かと、あるいはどこかのコミュニティと照らし合わせて誤差を図っていたからだ、仮に人間が世界中に一人しか存在しなければ、そいつ自身が人間の正解となるだろう、俺には詩人としての名前がある、つまり俺は、この世界にただ一人なのだ、歪みや、不明瞭な線や、明言出来ない無意識下の蠢き、それらすべてがこの世界の中で息づくとき、きっと俺は中毒者のようにこの指でキーボードを叩き続けるだろう。
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