紙くずよりももっとずっと軽い/涙(ルイ)
 
 家には爺さん婆さん親父と大人が三人もいても
どこにも居場所がなく いつも暗くなるまで
母親の帰りを待っていました
帰ってきた母親は 私を温かく抱きしめて。。。
はくれませんでした




あれは小1だったかな 友達と遊んでいる間に母親がいなくなってて
普通であれば どこかへ買い物でも行ってるのかな くらいに思うかもしれませんが
母親は年中私に対してだけ 出ていく出ていく
特に親父とちょっと話でもしてようものなら 物凄い形相で脅してきていたので
母親が出ていってしまったのではないかと
不安で不安でいてもたってもいられず
外を行ったり来たり
泣いたりもしました
家の
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