それで幾分安堵する。生け簀のものは頼りない/あらい
如何様にも変化に富むものでありたくて
その太陽は過去を寂しさみたいなもので切り取り
自己中でお花畑で、ただ気持ちいいだけで
よく沃土は泥濘むんだよ。なんてな
――怒っていいのか。
流れ矢にひび割れる
のうのうと暮らしている我々の
言葉が意味を持たないうちに
裏通りを抜け
まっとうにほどほどに抵抗して
それで従える
茶番劇等
題材としてちょうどいい話題性を持ち出しただけの
より表立って出てくる木々は芽吹き燃える。
今、少し先の未来を予測しながら
今をさかりに先乱れる
物腰の柔らかな若葉のにおいや
悲劇ヒロイン、祈
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