中天の夢/秋葉竹
 

お互いにわかりあえる
お互いにわかちあえる
そんな神さまの声みたいな
無垢ででも深刻ぶった
震えるうたになら幸せ感じるかな

バカばっか
云ってらぁ
って

君の口ぐせ

問いかけ?

今日が明日に地つづきであるように
声は幸せなこころとつながっているのか?

だなんてそんなどうでもよい
もの知りっぽい
問いかけの果てを呆れてる
夜の天使がたまらなく好きなのは
なにに囚われ
なにに斬り裂かれたから
なのだというつもりなのか
そう
それこそが愛さ
だなんて
ひと言この
こぼれるやさしい嘘を聴きたくて

生きていってやるって
前向く愚か
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