雨上がりの観想(改訂)/
ひだかたけし
雨上がりの明るみ
触れ合う額と額
優しい石鹸の匂い
、
雨上がりの藪の凄み
緑の一層濃く深く
鮮明な輪郭宿し
、
明るみ凄み雨上がりの
夢見る感情と覚醒する思惟
優しい石鹸の匂い輪郭宿す緑の
溶け合う垂直の瞬間に立ち合い
触れ合う額と額の波打つ鼓動 、
一つ高鳴る魂の、自らの意識の深層を観る
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