化石恋《改》/秋葉竹
 



《鏡の中のじぶんを斬る》、みたいな
過去に書いた短歌がなぜか読みたくなり

過去作を探して読み返しているうちに、
めっちゃいいタイトル(あ、むろん自画自賛)
みつけて。

その短歌の内容というより
タイトルがカッコよかったので
ちょい、いじくってみました。




照明に
濡らされた顔、花の香が
かおる頬みて『好き』がこぼれた


恋という
失くすとこころが凍るという
夜を自由に騙して生きてる


《純粋》を
このワンピースに飾りつけ
可愛いだけじゃ「生きてけないから」


触れたくて
君の声より、とおい月
いつか届くと悲しい夢みて


悪にキス
してるだなんて云わないさ
嘘を知りつつ、身を斬る純愛


時が砂、
おとす小瓶のなかの恋
いつか化石になるだけ、だよなぁ


不戦敗
なんて生きてる意味ないと
泣くけど、片恋革命、おこすわ


夜のうち
こころの化石を発掘し
粉々にして、風に飛ばそう









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