振り返っても/秋葉竹
 


 

それは知ってる僕のせい
ひとみな僕から遠ざかる

むろん知ってる君のせい
僕のこころは泣いている

国の初めが天国ならば
僕の初めは君とのくちづけ

世界が突然キラキラ輝き
命もやさしく温かくなる

恋の初めが君ならば
初めて泣くのも君のせいかな

胸にぽっかり穴が空き
寂しい風が吹き抜ける

恋の終わりが天国ならば
二度と逢えない君との時間

君は夜空に溶け込み笑って
あっちの世界へ消えたんだ

それは知ってる僕のせい
ひとみな僕から遠ざかる

むろん知ってる君のせい
僕のこころは泣いている



ちょっとだけ
疲れた休みの夜の部屋
君の小声といっしょに寝たいな






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