「生きたい」/秋葉竹
朝日まで
田舎の道を歩いてた
疲れ倒れるかもねと、気軽に
いちまいの
葉書を胸にたいせつに
仕舞っているのは、なにするためかな?
あれもそう
じぶんで書いたうただから
照れくさいけど棄てちゃ、ダメだね
その日には
もうひとりいる僕に会い
よく頑張ったねとキスして欲しい
ボリュームが
足りない愛の言の葉の。
形式なんか寝て云う寝言だ。
ただ想う
ことだけ書けば良いのです
なんて言葉に騙され、棘か。
たったいま、
広いこころを持ちたいな、
アレさえ許せるメチャ広いヤツ………
いいなぁと
憧れたいなぁ、田舎道
幼いころに過ごした、青空。
「生きたい」を
夜になっても持ちたいなぁ、
神に捧げる祈りの果てに………
朝日まで
田舎の道を歩いてた
むかしみた夢、かもねと、震えて
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