あの子はいいの/涙(ルイ)
たので、上に行ったり下に行ったり
料理を運んでは片づけて、と
休憩をとっている暇すらなくて
でも、それでもやりがいは感じてたんですよね
私、高校生活真っ暗だったから
バイトのほうで取り返そうとしてたのかも
他に働いているパートのおばさんたちもみんないい人たちだったし
ある時、店を仕切ってるおかみさんの妹が用事があるとかで店出られないから
バイトの私たちやパートさんたちによろしく、と
またその日は特に忙しく、お客さんも途切れなくて
お昼休憩さえまともにとってられずに
みんなで交代で、それこそ立ちながらごはんをかっこんでるといった状況で
最後のお客さんが帰ったのが、深夜0時
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