腕枕/
佐白光
僕のふとんに潜り込んで
腕枕で眠るのがすきだったね
何気ない仕草で和ませてくれたね
僕が呼んでも
知らんぷりの時があったね
どうして気を損ねたのか
君の気持を推し量ることは
最後までできなかったよ
暗闇で光る瞳は
僕になにを訴えていたのかな
もう腕枕はしてあげられないけど
君の鳴き声は忘れないよ
ニャー
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