その位置: ゼロ/由比良 倖
吐き気の中、対話と全ての真実の中、
向こう側、嘘を吐く甘さの中、で、
あ、(入っていく)、
土というイメージの深く、平等に……、
第ゼロ番の意識で、歩いている、まっすぐと迷う。
歩いている、、、
あなたは好きに、あなたの方で死んでてください。
……しててください。
……してください。
……していて……、
――
いつか、ふたりきりと、さんにんめの、りゆうをください。
私に泣く理由をください。
、、
私がなぜ、
こんなに泣いているのか、教えてください。
戻る 編 削 Point(5)