Desolation Angel/ホロウ・シカエルボク
 
のも水が流れているみたいに連ねることが出来るようになった、わかるかい、炎はいずれ消えてしまう、だけど、流れを作り続けてさえいれば水が途切れることは無いんだ、そう、書きながら自分がどこに居るのかが見えるようになったとでも言うのかな、いずれにせよそれはちょっと珍しい感覚であることは間違いないよ、だって、何十年も飽きることなく書き続けている人間なんて数えるくらいしか居ないだろ…涎を飛ばしまくって詩を論じ合っている連中が月に幾つ書いているのか数えてごらんよ、彼らは気取ったことを言うのに忙しくて数行書くのにも一週間はかかってしまうのさ、そんなことになんの意味があるのか分からないね、まったく時間の無駄ってもん
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