街の娯楽/番田 
 
街に時々カメラを持って出るのだ。最近は、でも、カメラを持っているのを誰も見かけなかった。だからカメラを持っていることは不自然なことなのかも知れないと思うけれど。今日は空を見上げると、僕は雲が漂っていたので、それを、撮った。でもアイフォンではないので、明るさがコントロールしにくい、ボタンを押すと景色全体の明るさが、変わってしまうのだ。ただ、僕の思うような不自然な写真にはとられないようにはなっていた。フィルムカメラが一番普通に撮れるような気がさせられた。デジタルな画像はどこかおかしいのだ。そんなことを、花を見ながら、思っていた。子供の頃に近所にあったプラモ屋を最近は、思い出す。90年代の終りに閉店した
[次のページ]
戻る   Point(1)