ホワイト&ブルー/ホロウ・シカエルボク
 
れた生、制限された―だけどそんなものに支配されない生きものなど何処に居るというのか?ただそれは特出して認識しやすいというだけのものなのだ、未来なんてドブに捨てるぐらいの気持ちになれなけりゃ本当の人生を生きることは出来ない、別に金を貯め込んだって詩を綴ることは出来ないぜ…繁華街は瞬く間に駐車場ばかりになった、アスファルトじゃなくて砂利を敷き詰めてあるタイプのやつさ、このご時世になにかしらの勝算を持った誰かがそこに目をつけるまでしばらくはそんな風に車たちの止まり木になる、道が、駐車場が、どれだけ増えても足りないくらいに車は増え続けている、朝と夕方のドライバーたちはいつだってイラついている、自業自得だよ
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