五行歌、明るむ意識に/
ひだかたけし
死にかけて
今の意識
切り裂かれ
差し出す手を
握り締めてくれた人
握り締め繋いだ
手と手の熱に
点火され
燃やし尽くす今の意識、
明るみ光に溢れ更に明るみ
独りになり
ゆっくりゆったり
意識明るませ集中し
過去へ遡行し昇りふと
開ける泉の原に圧倒され
戻る
編
削
Point
(4)