自由/秋葉竹
 


早朝の
駅のホームで吐く息が
みえるとゴジラのようだと笑った


懐かしい
甘い香りがしたときに
君を想った通勤電車


週末は
心と体を整える
あの銭湯へゆくから耐えれる


仕事って
ちょっと残った疑問とか
押し流すよに日々走り去る



痛いから
だれの話も聴かないで
ただテキトーに相槌を打つ


寂しがり
だなんて知られたくなくて
きっと笑顔がジョウズになった


手放せば
両手が空くからその手って
なんでも掴める自由な手になる








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