神さまに救いを求める愚かさ/秋葉竹
 


 

涙だけ
流した意味を胸に置き
しあわせになる夢はよるみる


寂しいと
悲しい目をして僕をみる
大天使でも堕ちる清い目


線を引く
どなたにどんな正しさが
あるというのか知らずに引く線



もう夏が
くるというのか悲しみを
あざ笑うよににじむ汗の香


手枕を
できるちいさな夢叶え
かるい寝言も愛しく忘れる


わるいから
かすむ正義をかえりみて
ねぇ神さまよ、しあわせください


神さまに
救いを求める愚かさは
夢を祈らず散れ花よ散れ


悲しみが
星の数だけあると聴き
そんなの嘘だと云い切れる過去








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