※五行歌 三首「詩人の魂は筆、と私は書いた」/こしごえ
 
これは思うだけで
十分だ。
星の果実
天空にあり
その姿輝く



過去のことを
あんまり
思い返せない私
だから手紙は




「さて、
自然は自然に於いて
衰頽(すいたい)することはあるまい」と
埴谷雄高さんは書いた。
詩人の魂は筆、と私は書いた


 ※ 「」内は、埴谷雄高(はにや ゆたか)氏 著
   『不合理ゆえに吾信ず』(現代思潮社)より引用。
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