語の受容と解釈の性差について──ディキンスンとホイットマン/田中宏輔
 
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しかし、なぜ、わたしは、こんなにも、atom という言葉に魅かれるのか。「原子」という言葉に魅かれるのか。原子と原子が結合する場合、まあ、イオンとイオンでもいいのだけれど、それは話がややこしくなるので、いまは、原子と原子にしておく、原子と原子が結合する場合、この場合も、共有結合なのか、イオン結合か、あるいは、その両結合の配分がどれくらいの比率であるかというのはさておいて、たとえば、A原子とB原子が1:1の比で結合する場合もあれば、それ以外の整数比で結合する場合もあるであろうし、A原子とB原子とC原子・・・という具合に、多数の原子が結合したり、また結合しなかったりするだ
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