練習曲/昼寝ヒルズ
 
高をくくった夏の日に
足を踏み入れたせいなのか
明日を見切った冬の日に
足を踏みはずしたせいなのか
頭の中だけが そしらぬまま
音はかえってゆきます


時の栞はありませんでした
指の香りは残りませんでした

ただ君の声だけが
あふれんばかりに何も無く
きこえてきました
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