夜のテーブル/
そらの珊瑚
した猫の目は
らんらんと光る金色
死んだ犬は帰ってこない
閉じられたカタログ
カラフルな薄い紙
昼に
角をさんかくに折られた
保留にされたページ
しかるべき手続きをして
手に入れれば
とたんにそれはモノログに変わる仕組み
手に入れた幸せが左脳で色褪せるように
天窓から射している
月の光
ここで宇宙が終わっている
という、青白いしるし
夜のテーブル
或いは
はこぶね
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