死と詩と/ひだかたけし
 
ふわり
ふんわり
ふっと
永遠のあけ

(うっすら貴女の鼻筋浮かび)

肉の滅び 面前に 、

 肉身老いて更に若返りゆく魂を
 肉の滅びに残り生き続ける物を

ふわりふんわり
ふっと、 沸騰し

 滅びゆく肉に

    あける永遠 

目醒める精神の意志に貫かれ

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