荒野に吹く風 桜に吹く風/秋葉竹
 
これは短歌じゃねぇか、と云われれば言葉もありませんが、
これは詩なのですと、云い切らせてください。
夜中の3時台に起きて書いた愚かな労力に免じて、ハハ。




  荒野に吹く風 桜に吹く風
  

答えなど
ないよ荒野に風は吹き
負けない君はペリカを歌う



「悲しみを
息するように吸い吐いて
こうして一生生きるのですねぇ」



なだらかな
坂を登って振り返り
あゝこの街が好きと笑った

ため息の
代わりにイビキをかけばいい
夜の夜中に頬にキスした

満ちた夜
狂った以上に桜舞い
散るなか怖い漆黒の目で

答えなど
探す愚かな恋愛を
バカにし瞳で僕を刺す君



「悲しみの
数だけ涙があるのなら
きっと世界に陸は無くなる」

「よく聴いて
生きてゆくのは辛いから
『辛くはないよ』とつく嘘が好き」







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