そしてまた始まる/itukamitaniji
で
ここが何かの終わりだって また何か始まること信じてる
幼な子が手放してしまった 真っ赤な風船が
重力を振り切って 真っ青な空に高く高く昇っていく
為す術なく立ち尽くして見上げていた
こんな時は一体どうすればいいのだろう
泣けばいい? 笑えばいい? ねぇ教えて
成し遂げたという歓びも 変われなかった後悔も
想いの絶対値は同じだろう どちらに転んだって
君を前に進ませる 原動力になり得るんだ
だから何一つ無駄なことなど ありはしないんだって信じてる
僕なんかと一緒に居てどうだったの?
何か意味のある時間を過ごせただろうか?
性懲りも無く そんなこと考える
離れていく者の未練と 見送る者の虚しさと
どうせなら寂しさを分け合って 半分ずつ持っていこう
不甲斐なかった毎日だって 君が居たから幸せだったと
ようやく言葉を見つけたときには もう別れの時だった
ならば僕はここで歌うよ 君と居たことその証明に
ここが何かの終わりだって また何か始まること信じてる
また何か始まることを信じてる
戻る 編 削 Point(2)